東京で観光というと浅草を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。東京のなかでも特に人気のエリアで、国内の観光客だけでなく外国人観光客も多いスポットです。
浅草というと雷門や浅草寺のイメージが強いですが、近年では東京スカイツリーやかっぱ橋商店街など、新たな見どころも生まれつつあり、観光スポットが盛りだくさんです。
今回は数ある浅草エリアの観光スポットの中から、浅草はなやしきとかっぱ橋道具街をご紹介します。レトロな雰囲気を満喫したい方にぴったりです。
開園165年のレトロな遊園地 浅草花やしき
江戸時代から続く日本最古の遊園地が浅草花やしきです。現在は約20種類のアトラクションと、射的などの子ども向け縁日コーナー、フードコートなどがあり、レトロな雰囲気を残す場所として子どもから大人まで人気を集めています。
園内には観覧無料のステージや、イベントも多数開催されています。「花やしき一座」は、花やしき専属のエンターテイメント集団で、本格的なステージショーは足しげく通うファンもいるほど。また、花やしきプロレスなどのイベントも行われています。
0歳など小さな子どもでも楽しめるアトラクションもあり、遊園地が初めてという家族でも安心して楽しめます。また、付き添いの大人の乗車料金が無料とリーズナブルな価格で楽しめます。
調理道具が何でもそろう不思議なエリア かっぱ橋道具街
浅草からすぐそばの「かっぱ橋道具街」は日本一の道具街として知られるエリアです。食器・容器・食品サンプル・看板・
この道具街は、もともと台東区西浅草から松が谷地区に、大正時代数軒の道具商が店を構えたことが起源と言われています。近年は食品サンプルや調理衣装などを扱うお店も増え、手軽なものから専門的なものまでさまざまなものを買うことができ、遠方からわざわざ訪れる人もいるほどです。
近年は日本特有の食品サンプルがメディアなどで紹介され、海外からの観光客に人気を集め、観光客でも気軽に入ることのできるお店が増えています。
一度は食べてみたいどじょう料理 駒形どぜう
1801年創業の「駒形どぜう」。当時の店主が浅草寺にお参りする参詣ルートのメインストリート浅草駒形にめし屋を開いたことがはじまりです。当時から大繁盛するほど人気のお店でした。
もともとは「どぢやう」もしくは「どじやう」と書くのが正しい「どじょう」ですが、これを「どぜう」としたのは初代越後屋助七の発案。 大火で店が焼けたとき、4文字ののれんでは縁起が悪いと、奇数の3文字に変えたことがはじまりです。現在ではこの書き方がポピュラーになり、200年も続くのれんとなりました。
人気のどじょう鍋は、厳選したどぜうを酒に漬けて酔わせ、甘味噌仕立ての味噌汁で煮こんだあとすくい上げ、さらにダシのきいた割下で煮こみます。見た目は少しインパクトがありますが、昔ながらの歴史ある味を守り続けている優しい味わいです。
伝統の味を守り続ける 浅草今半
明治28年創業の老舗「浅草今半」。伝統の味を守り続けたすき焼きやしゃぶしゃぶは、東京下町の味として今なお親しまれています。牛肉にこだわり厳選した黒毛和牛のみを使用、旬の食材を用いて秘伝の割下を使ったすき焼きは絶品です。
お肉の上質な甘みと、口に入れただけでとろける食感は今までにない味。軽く火を通すだけで食べられる上質なお肉は、老舗だからこそ。平日のお昼には、お得な定食メニューもあるので、気軽に食べたい方はランチもおすすめです。
東京駅やエキュートなどで手軽にお弁当やお惣菜を買うこともできますが、ぜひ一度本店に足を運んでみてください。