表参道は、国内外問わず観光客が多く訪れる都内でも人気の観光スポットです。地方から東京観光にやってきた人や、外国人観光客を案内するのにもぴったりな観光スポットがたくさんあります。今回は、歩くだけで楽しいキャットストリートとブラームスの小路という特徴的な2つの路をご紹介します。
若者の文化の発信地 キャットストリート
キャットストリートという名前の由来は、「猫の額のように狭い通りだから」「猫が多い通りだから」「”ブラックキャッツ”という音楽バンドが生まれた土地だから」と諸説ありますが「猫がたくさんいるから」というのが最も有力です。その名の通り今でも猫を見かけることがあります。
キャットストリートの魅力はなんといってもところ狭しと軒を連ねるさまざまなお店。ショッピングを楽しんだり、グルメを楽しんだりとさまざまな楽しみ方ができます。
まるでヨーロッパのような石畳が続く ブラームスの小道
表参道エリアをゆったりと楽しみたいという方におすすめなのがブラームスの小路です。華やいだ雰囲気の竹下通りと平行にある小路ですが、こちらは薄暗くどこかアンティークな雰囲気の漂う通りになっています。
賑わいを見せる通りから一本入ったところにあるブラームスの小路は、もともとこの場所に建てられていた洋館に由来します。この洋館の経営者と親交の深かったフランソワーズ・サガンが、自著「ブラームスはお好き」にちなんで名付けたとのこと。洋館には、現在も音楽家のブラームスの胸像が建っています。
その後ヨーロッパ風のブティックや石作りのカフェが次々と建てられ、ヨーロッパのような雰囲気が人気を集めました。狭い小路ですが、緑が生い茂りまるで異国に迷い込んだかのような不思議な感覚になれる場所です。この道の名前の由来になった洋館はJARDIN de LUSEINEというレストランで、現在も営業しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
路地裏にたたずむ多国籍レストラン ラスチカス
青山通りから一本路地を入った場所にあるのが、多国籍レストランの「LAS CHICAS(ラスチカス)」。びっしりと緑で覆われた外観が特徴的です。スペイン風からアジアン料理まで、さまざまな国のメニューが食べられるので、旅行気分を味わえます。
異国の雰囲気が漂う店内は、昼は自然光が入り明るい雰囲気、夜はキャンドルに照らされ幻想的な雰囲気に。オープンテラスもあるので、日中はさわやかな風を感じながら食事も楽しめます。
スタッフのほとんどが外国人もしくはバイリンガルなことも特徴。本格的な料理は、外国人観光客にも人気です。本格的な多国籍料理を味わいながら、ゆったりと都内で非日常を味わえるお店です。
個性的なモンブランが楽しめる Mont Blanc STYLE
「モンブランスタイル」は、2018年にオープンしたばかりですが、連日行列を作る人気店です。このお店は、栗好きの間では有名な谷中銀座商店街にある「和栗専門店 和栗や」がオープンした、モンブランの専門店です。
東京メトロ千代田線代々木公園駅、または小田急線代々木八幡駅から徒歩2分の場所にあります。メニューは「モンブランデセル」と「モンブランパフェ」の2種類のみで、そのほかにはドリンクメニューしかありません。カウンターで目の前でモンブランをひとつひとつ作り、その場で提供してくれます。
モンブランは香りがすぐになくなってしまうため、作ってからすぐに食べるのが一番おいしいのだそう。他では味わえない作り立てのモンブランを味わってみてはいかがでしょうか。