交通や商業の中心として栄えてきた日本橋は、いまなお昔の歴史ある雰囲気を残しています。老舗百貨店が立ち並び、コレド室町やコレド日本橋など、ショッピングにも最適なエリアですが、実は日本の金融を動かしている重要なエリアでもあります。
今回は、お金について学べる日本銀行金融研究所貨幣博物館と東京証券取引所という2つの観光スポットをご紹介します。どちらもあまり知られていない穴場の観光スポットなので、東京に観光へ来た際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
お金について学べる 日本銀行金融研究所貨幣博物館
日本銀行金融研究所貨幣博物館は、日本銀行本館の向かいにある、日本銀行金融研究所の2階フロアにある博物館です。1982年、日本銀行100周年を記念して設置されました。もともとは古貨幣収集・研究家の田中啓文が、自身のコレクションを「銭幣館」という名前で展示していたのが始まりです。そのコレクションを譲り受け、さらに日本銀行が収集してきた国内・国外の貨幣類をプラスして展示しています。
館内には古代から現在に至るまでの「日本の貨幣史」、世界の貨幣・紙幣を紹介する「さまざまな貨幣」などのさまざまな展示コーナーからできています。「和同開珎」など、これまでに発掘された貨幣や、軍票、記念硬貨などの貴重な品々が約40000点ほど展示されています。
また、1億円分の紙幣の重さを体験出来る珍しいコーナーも設置されています。貨幣博物館は、あらかじめ申し込みをすれば日本銀行本店本館とあわせて見学することもできます。
観光の穴場スポット 東京証券取引所
東京証券取引所は、日本の経済を動かしている重要な場所です。誰もが一度はテレビなどで見たことがあると思いますが、実は無料で自由に見学できる施設なんです。
東京証券取引所のマーケット部門が売買監理業務を行っている、マーケットセンターには自由に見学できるツアーのほか、学生向けに解説付きのツアーもあります。また、仮想の1000万円を元手に、バーチャルで株式の売買を体験できるコーナーもあり、人気を集めています。
ミュージアムショップも併設されいて、マーケットセンターのゆるキャラ「あろーずくん」のグッズも売られています。東証刊行物のほか、JPXロゴ入りオリジナルグッズなどここでしか買えないグッズもたくさんあるので、お土産にもおすすめです。
タンポポオムライスが人気 たいめいけん
たいめいけんは創業明治6年に老舗。以来多くのファンがいる人気店です。お店は1階と2階に分かれていて、1階はカジュアルな洋食レストランとして、2階は本格的な洋食レストランとして使い分けができます。
1回では創業以来のさまざまな洋食の味をリーズナブルな価格で楽しめるカジュアルな雰囲気です。人気のオムレツはもちろん、ハンバーグやカレーといった子どもから大人まで楽しめるメニューがたくさんあります。2階は、1階に比べてお値段がはりますが、その分、クリームコロッケやステーキ、ビーフシチューなど高級感のあるメニューに。特別な日のお食事にぴったりです。
たいめいけんと言えば、なんといってもオムライスが人気。オムレツのトロトロ具合が、三位のあるトマトの風味にぴったり。ぜひ食べて欲しい逸品です。
一風変わったカツ丼が人気 小春軒
日本橋エリアでも、最も古くからある洋食店が小春軒です。地下鉄人形町駅のすぐそば、白い暖簾とステンドグラスが目印のお店です。看板メニューは「カツ丼」で、さまざまなメディアでも紹介され、行列ができるほどの大人気です。
一般的に知られている、卵でとじられたカツ丼とは違い、一口サイズのカツの上に目玉焼きが載せられ、周りにはカットされたカラフルな野菜が載せられている少しユニークなカツ丼です。料理はすべてオーダーを受けてからつくっていて、甘辛い割り下をたっぷりと染み込ませた一口カツは、柔らかく優しい味わい。デミグラスソースが合わさっているのでボリューム感がありますが、思いのほかさっぱりといただけ、子どもからお年寄りまで幅広い世代から大人気です。
そのほか、エビフライやメンチカツなどの揚げ物も人気。軽くてサクサクとした触感は、ボリュームあるメニューでもぺろりと食べられてしまいます。