江戸時代から交通・商業を支える重要なエリアであった日本橋は、レトロな雰囲気が漂い、今なお歴史を感じる建物や観光スポットがたくさんあります。しかし、老舗百貨店だけでなく、若者たちでにぎわうコレドなどもあり、現在も流行とトレンドを発信し続ける街です。今回は日本橋に来たからには欠かせない、日本橋と日本橋三越をご紹介します。
いまなお情緒あふれるランドマーク 日本橋
日本橋へきたら、ぜひ立ち寄ってほしいのが、ランドマークでもある日本橋。「お江戸日本橋」とかつては言われたように、東海道における旅の要所でした。現在でも箱根駅伝の際に通ることで知られています。
明治44年に作られた、石造二重アーチ構造のモダンな橋には、有名な麒麟の像が鎮座していて、近年では「麒麟の翼」という映画にも登場し脚光を浴びました。
また、日本橋のたもとからはクルージングができ、墨田川コースと神田川コースがあります。川にかかる橋をくぐりながら、東京の街並みを堪能できる、観光におすすめのスポットです。
お土産を買うならここ! 日本橋三越店
日本橋三越本店は、日本橋からすぐ北にあります。「東京都選定歴史的建造物」にも選ばれている、歴史ある建物です。
三越といえば、ライオン像が有名ですが、全国さまざまな場所にある三越のライオン像は、この日本橋本店のものがもとになっています。吹き抜けホールには、4階までとどく迫力の天女像も鎮座しています。パイプオルガンの演奏もあり、ショッピングをしながら、まさに贅沢なひと時を味わえます。
もちろん、ファッションからお土産まで幅広いラインナップが取り揃えられています。老舗だけありサービスも充実。大人から子どもまで楽しめる百貨店です。
新鮮な海鮮が自慢 つじ半
つじ半は、日本橋でも人気の海鮮丼が有名なお店。このお店は、つけ麺店の『めん徳 二代目 つじ田』と、天丼店の『金子半之助』がコラボして出したお店です。
お昼でも照明は暗めに設定されていて、落ち着いた雰囲気で食事が楽しめます。日本橋というと高級感漂うお店が多い中で、庶民的な価格で海鮮丼が食べられると人気です。メニューは海鮮丼の「ぜいたく丼」のみというシンプルさ。「梅」「竹」「松」、そして最上級は「特上」と、ランクが分かれています。ランクが上に行くにつれ、イクラが増量になったり、蟹がトッピングされたり、より豪華になります。
ほとんどの方がオーダーする一番人気の「梅」は、炊きたてのご飯の上に、マグロのたたきをベースにおよそ8種類もの新鮮な海鮮がこんもりと乗せられています。
人気カステラ店のカフェ BUNMEIDO CAFE
カステラで有名な文明堂がやっているカフェです。カフェという名前ですが、スイーツだけでなくランチやディナーも取り揃えられていて、いつ行っても楽しめるお店です。三越前駅から徒歩ですぐの場所にあり、カステラをはじめとしたお菓子を販売する「文明堂 日本橋本店」の奥がカフェスペースになっています。
人気メニューは、「焼立て“三笠”パンケーキ 特製餡とホイップクリーム 抹茶アイス添え」。人気商品の三笠山と同じレシピのふわっとパンケーキ(どらやきの皮)は、焼きたてのふんわりとした触感を楽しめると人気です。また、「ハニーかすてら吟匠」「特撰五三カステラ」などの有名なカステラも食べられます。お土産品のカステラはしっとりとした触感ですが、やきたてふわふわの状態で出してくれます。セットメニューやドリンクの種類も多く、どれにしようか迷ってしまうほどです。