上野は東京観光をする際のアクセスも良いので、ぜひ立ち寄りたい場所の一つ。上野駅周辺には、一日では回り切れないほど観光スポットがいっぱいです。上野動物園や上野恩賜公園といった定番スポットから、知られざる隠れたスポットまでさまざまな観光スポットがあります。博物館や美術館も多く、大人のデートスポットとしても最適です。今回は、上野に来たらぜひ足を運びたい観光スポットを7つご紹介します。上野を巡るときの参考にしてくださいね。
多国籍な地下食品階が人気 アメ横センタービル
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アメ横センタービルは、アメ横のはじまりとされる建物です。商店街の中心にあり、アメ横のシンボルとして今なお多くの人が訪れる場所です。アパレルから食品までさまざまなものとり扱っていて、下町ならではの雰囲気をそのままにしたアメ横センタービルは、子どもからお年寄りまで大人気のスポットです。
中でも人気を集めているのが地下食品街です。たくさんの小さなお店が並ぶ地下食品街は、まるで東南アジアの市場のような雰囲気。中国や韓国、東南アジアをはじめとした食材や調味料が所狭しと並ぶ姿は圧巻です。日本に居ながら、アジアに旅行に行ったかのような雰囲気が味わえます。
肉類や魚類も、日本のスーパーではあまり見かけない食材がそろっていて、眺めているだけで楽しいです。その品ぞろえから、本場の調味料や食材を手に入れるために、料理店や移住者がわざわざここに買い付けに来るというほど。アジアディープスポットとして人気を集めている地下食品街にぜひ足を運んでみてください。
世界文化遺産に登録されたコルビュジェの建築にも注目 国立西洋美術館
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上野駅から歩いてすぐの場所にある美術館です。上野駅の公園側の改札口を出るとすぐ目に飛び込んでくる、近代的な建物が目印です。この建築は、フランス人の建築家ル・コルビュジェが建てたもので、世界文化遺産に登録された重要な建物です。コルビュジェが建てたもので、現存するものは世界で17しかありません。その一つがこの国立西洋美術館です。
常設展は、西洋美術を余すところなく展示していて、本館、新館、庭と歩きながら展示を眺めることで、西洋美術の発展の流れを見ることができます。また、写真を撮ることができる珍しい博物館で、好きな写真を思い出に残すことができると好評です。
クロード・モネの「睡蓮」やオーギュスト・ロダンの「考える人(拡大作)」など、美術に興味がないという人でも一度は見たことがある有名な作品を多数展示。入館料は大人430円ととてもリーズナブルなので、ふらりと足を運びたくなる美術館です。
日本で最も古い寄席で落語鑑賞 鈴本演芸場
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上野駅から歩いて10分ほどの場所にある、落語を中心とする演芸場です。上野を歩いていると、太鼓の音が聞こえてくることがありますが、その太鼓はこの鈴本演芸場の開演と終演を知らせる音です。チケット売り場の横に行くと、寄席太鼓の櫓から太鼓をたたくのを間近で見られます。
1857年から続く、東京都内でも一番古くからある寄席で、落語をメインに、漫才や奇術などさまざまな園芸を見ることができます。5階建てビルの3、4階にあり、椅子席なので子どもからお年寄りまで楽しめます。席にはテーブルもついていて、お弁当やお酒を持ち込んだり、売店で食べ物を購入して、ゆったりと落語を楽しめます。
日曜日に行われる早朝寄席は、チケットがお得になると人気の寄席。気軽に楽しめる落語をぜひ堪能してみませんか。
四季折々の風景を楽しめる 不忍池
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上野公園内にある不忍池は、蓮の花で有名です。花が見ごろとなる7月の半ばごろには、まるで絵画に描かれたような美しい光景が広がります。ボート場があることでも知られていて、スワンボートを借りて水の上でのデートを楽しむカップルや親子連れでにぎわいます。
不忍池は江戸時代から浮世絵に描かれるほど人気の名所で、さまざまな文豪にも愛されたことで知られています。春には桜の名所として多くの観光客でにぎわい、四季を通じて都民の憩いの場となっています。
冬には鴨などの渡り鳥が来ることでも有名で、バードウオッチングを楽しむ人やカメラを持った人で賑わいます。周囲にはさまざまな観光スポットが点在しているので、観光の合間に一休みをしたり、足を延ばしたりするのにもうってつけの場所です。
上野のパワースポット 不忍池辯天堂
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辯天堂(べんてんどう)は、不忍池の中央にある人気のパワースポット。ご祭神は弁天様で、商売や金運を司ることから、多くの観光客が訪れる場所です。不忍池から眺めるのも素敵ですが、ぜひ近くまで足を運んでほしい場所です。
辯天堂(べんてんどう)はもともと、江戸時代初期に天台宗の僧侶によって建立されました。天然の池だった不忍池を琵琶湖に見立て、京都周辺にある寺社仏閣に見立てて周囲を設計しました。もともとは船で参拝するように設計されていましたが、参拝者が増えたため現在のように朱色の橋がかけられました。昭和20年の空襲で一度は焼けてしまいましたが、お堂は昭和33年に復元され、現在のような姿になりました。
一年に一度「巳成金(みなるかね)大祭」というお祭りが開催され、その日は小判のお守りやお財布など、金運にあやかったグッズも販売され、毎年大盛況です。
上野の新名所で一休み 上野の森さくらテラス
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上野の森さくらテラスは、上野に新しくできたばかりの新名所です。バラエティ豊かなグルメに加え、上野公園につながる屋上テラスからは、上野の自然を満喫することができます。
子の場所にはかつて、「上野松竹デパート」というレトロな建物があり、周囲の人々に親しまれてきましたが、老朽化のため建て替えられることになり、新しく「上野の森さくらテラス」として生まれ変わりました。全面ガラス張りでモダンな印象の建物は、19店もの飲食店が軒を連ね、上野公園の散策や観光の合間、ほっと一息つきたいときにぴったりです。
和食、洋食、中華などに加え、バーやコーヒーショップ、パン専門店などさまざまなお店があり、ほとんどのお店で外の景色を眺めながら食事をすることができます。
上野の文化を発信する拠点 上野フロンティアタワー
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2017年にオープンした新しい複合商業施設です。上野の新しいランドマークとして注目を集めています。
1階から6階には「パルコ」が新しい屋号を構えた大人のパルコ「パルコヤ、」7階から10階には台東区初のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」、地下1階には「松坂屋上野店」の新編集売場「上野が、すき。ステーション」、12階から22階はオフィスが1つのビルと、ひとつのビルに多くのテナントが入居しています。食事にショッピング、映画と一日楽しめる施設です。
中でも注目は、大人のパルコを目指すという「パルコヤ」。ファッション雑貨やレストラン・カフェなど、大人が思わずすすめたくなるいいものだけを厳選してラインナップ。これまでのパルコや上野にはなかった新しいお店も続々登場しています。
小倉アイス発祥の地で和スイーツを味わう みつばち
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上野の甘味処の中でも、老舗中の老舗。こだわりの和スイーツが食べられるお店で、上野の観光スポットの合間にぜひ立ち寄りたいスポットです。テーブルには黒蜜が用意されていて、自由にスイーツに掛けることができるのも、甘党にはうれしいポイントです。
みつばちは、小倉アイス発祥の地としても知られるお店です。1915年、創業者が氷あずきの種が残っているのを見つけ、もったいないとアイスクリームを作る桶に貯蔵したのがはじまりです。周囲が少し凍っていたあずきは、濃厚で後味がすっきりとしている不思議な味。これを小倉アイスとして出したところ大評判になったそうです。
メインの小倉白玉あんみつは、フルーツをふんだんにあしらい、濃厚なあんことさっぱりとしたフルーツの相性が抜群。もちもちとして食べ応えのある白玉も欠かせません。また、人気メニューの「サハラ」は、サハラ砂漠をイメージして作ったスイーツ。砂漠をイメージした黄な粉、ラクダをイメージしたアイス、太陽をイメージしたあんこでつくられた、黄な粉好きにはたまらない逸品です。
お箸で切れるやわらかとんかつ 井泉本店
全国にファンのいる人気のとんかつ店です。定食のほか、丼物やカツサンドも人気があります。カウンターには仕切りがないので、とんかつをサクッと揚げる様子を間近に見られるのも楽しみの一つです。
創業は昭和5年、西洋カツレツを日本人風にアレンジし人気を集め、今なお根強いファンが多いお店。肉質をやわらかくするために、オリジナルの調理法と油を使い、パン粉も特注するこだわりようです。現在は三代目と四代目がおみせをきりもりしています。
カツサンド発祥のお店としても知られていて、もともとはパン好きだった初代の女将が、お稲荷さんや手巻きずしのように手軽に食べられるかつを思いついたのがはじまりだそう。一口で食べられるお手軽サイズで提供するのもこのお店のオリジナルです。リーズナブルな価格で本格的な味が楽しめると人気です。
レトロな雰囲気に心も身体も癒される カヤバ珈琲
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上野から少し離れた谷中にある、約70年続く古民家カフェです。古民家をリノベーションした店内は、レトロで落ち着いた時間が流れています。朝は8時から営業していて、昼間はカフェ、夜はアルコールも提供しています。
一度は閉店した喫茶店ですが、人気のあまり新規開店、建築家が新たに古民家を改修、設計したという店内は、現在も地元客から観光客まで幅広い人たちでにぎわいます。
人気メニューは「たまごサンド」。ふわふわのパンに厚焼き玉子を挟んだシンプルなものですが、からしマヨネーズがアクセントになり絶妙な味わい。このたまごサンドとコーヒーを求めて、遠方から通う人もいるほど。観光の合間に、ゆったりとした時間を楽しんでみてください。